暗号資産業界からユニコーン企業の誕生
4月14日アメリカの仮想通貨(暗号資産)交換業者コインベース・グローバルがナスダック市場に上場しました。コインベースの時価総額は10兆9000億を超え、ニューヨーク証券取引所を傘下に持つインターコンチネンタル・エクスチェンジやナスダックを上回りました。

金融業界では、コインベースの上場成功により、暗号資産業界が“市民権”を得たとの認識が広がっています。

コインベースと「ファイルコイン」
因みにコインベースは2017年の「ファイルコイン」のICOにも投資家として参加しており、コインベースが出資しているプロジェクトとして「ファイルコイン 」の信頼性もますます高まってくることが予想されます。
銀行は長年、仮想通貨は実体がなく犯罪者向けだとして敬遠してきましたが、ここへきて潮目が変わり、コインベースの上場に注目しているそうです。コインベース上場は暗号資産業界にとって重要な分岐点であり、歴史的イベントだと言えます。

大きな転換点
アナリストやトレーダー、エコノミストは、コインベースの上場を暗号資産にとって、ひとつのマイルストーンになると考えているようです。アメリカ最大級の暗号資産取引所が、メインストリームである株式投資家の投資対象になるからで、今回の上場はまた、暗号資産の普及を促すきっかけにもなり得るとの見通しを示しています。

新たなメインストリーム市場
「コインベースの上場は、暗号資産がもはやニッチ市場ではないことを証明するものだ。新しいメインストリーム市場になった」とデューク大学で国際ビジネスを教えるキャンベル・ハービー教授はコメントした。