Web3.0 ファイルコインまでの歩み

ブロックチェーンの登場

2009年にビットコインの運用開始と共にブロックチェーンが誕生し、人類は誰でもインターネット上で簡単確実に「価値」のやり取りをすることができるようになりました。

それまでも銀行が口座から口座へと振込むことで「価値」のやり取りを実現していたわけですが、発展途上国などを中心に口座を持つことができない15歳以上の人々は17億人に達します。

それらの人たちもスマートフォンにビットコインのウォレットをダウンロードするだけで、銀行に認めてもらわなくても世界中どこにでも送金ができますし、グローバルな金融システムにアクセスできます。

この進化は、恵まれた日本の環境ではあまりピンとこないかもしれませんが、人類にとっては大きな進化であるといえます。

スマートコントラクトの登場

そして2015年にイーサリアムの運用開始と共に、「スマートコントラクト」と呼ばれる機構によってブロックチェーン上でプログラムを実行できるようになりました。

このことで分散型のアプリ、つまりインターネット上で集中的にその振舞いを管理するサーバーがなくても、個人が持つ端末同士が連絡を取り合って呼応する形で動作するアプリケーションが登場します。

集中型のクラウドアプリは私たちの個人情報をサーバーで集中管理していますから、悪意を持ったハッカーなどによってその一点を攻撃された時に大量の個人情報が流出してしまうという構造的なリスクがあるために、セキュリティー維持に莫大な手間とコストがかかっているのですが、分散型のアプリの場合はそもそもプライベートな情報が集まらないので単一障害点を狙われるというリスクが構造上存在しません。

ファイルコインの登場

「スマートコントラクト」によって分散型アプリが登場したとはいえ、イーサリアムのブロックチェーンに保存できるデータ容量はわずかであるために、アプリが実行できる機能を限定的にせざるを得ませんでした。

しかしながら、2020年のファイルコインの登場と共に、AWSなどの集中型のクラウドサーバーと比較しても格段に安価(現在集中ストレージの1/50以下の低価格)で、単一障害点のない分散型のストレージネットワークを活用できるようになり、分散型のアプリはより多くの機能を実行できる新たなるステージへと進化しています。

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